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新綱島駅前に築170年の古民家を活用した商業施設

2026.10.26
業界関連









OMOYA
「新綱島MICCA」OMOYA外観




OMOYA内にオープンするベーカリー「flour+water」



 東急(株)、住友林業(株)、(株)再生建築研究所は26日、商業施設「新綱島MICCA」(横浜市港北区)の28日開業にあたり、プレス向け内覧会を実施した。


 同施設は、東急新横浜線「新綱島」駅徒歩1分、東急東横線「綱島」駅徒歩約5分。築170年の古民家(OMOYA:木造平屋建て)を中心に、2棟の木造商業施設(HANARE南・HANARE北:いずれも2階建て)からなる。「綱島」駅前の再開発による高層建築物と、住宅街の間に位置しており、再開発エリアと既存市街地の分断を生まないまち並みの形成を目指した。「『れきし』と『くらし』が重なって、愛着とつながりを育む、みんなの家」がコンセプト。


 事業主はオーナーの池谷道義氏。東急を事業コンサルタントに迎え、全体監修・OMOYA設計・監理を再生建築研究所、HANARE実施設計・施工を住友林業が手掛けた。OMOYAの総工費は約4億円、HANAREはその約3倍強。


 これまで住宅として利用されてきた約400平米の古民家「池谷家住宅主屋」の改修工事を実施し、ベーカリービストロに再生。既存の柱・梁などの木造架構を可能な限り保存し、建物を約1m持ち上げる揚屋工事を行なった上で、基礎を新たに新設した。また、外観・内観ともに歴史的な真壁の意匠を残すため、耐震補強を実施。壁内には断熱材も施工。屋根は銅瓦葺き形状の屋根を銅板平葺きへと葺き替え、建物の安全性と耐久性の向上を図っている。


 新築した2棟の木造商業施設「HANARE南」「HANARE北」には、飲食店やサービス店舗など21テナントが出店。建物は、木を見せる場所と維持管理を優先する場所を整理し、現し柱や外装に木材を積極的に採用、軒先やケラバは板金に切り替えるなど、意匠性とメンテンナンス性を両立させた。古民家で使われていた建具を新築棟のテナントサインとして再利用。また、店舗前の床と扉横の一部壁はテナントの管理範囲とし、各店舗が自由に仕上げられる計画に。店舗ごとの「顔」が通りに表れることで、昔の商店街のような多彩な店先が連なる風景を生み出すことを目指す。


 池谷氏は、「『池谷家住宅主屋』に刻まれてきた歴史やファミリーヒストリーを土台に、関係者とともに新たな“ものがたり”づくりから計画を進めてきた。約170年の歴史や文化的な文脈を継承し、地域の子供たちなどの記憶や誇りにつながるような地域拠点となることに価値がある。28日のオープンを皮切りに、新たな物語が続いていくことを期待している」と話した。











OMOYAには45cm角の大黒柱がそのまま残されている




「HANARE南」正面ファサードには木材を積極的に採用(提供:新綱島MICCA)



 

出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

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