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(株)西武・プリンスホテルワールドワイドは19日、ヴィラタイプの宿泊施設に特化した新ブランド「VILLA PRINCE(ヴィラプリンス)」を創設すると発表した。その初弾として、「プリンスグランドリゾート軽井沢」(長野県北佐久郡)内にあるコテージ群(233棟)をリニューアル。「ヴィラプリンス軽井沢」として、2027年7月30日より順次開業していく。
ホテル施設では対応が難しいファミリー等多人数宿泊ニーズや、より長期滞在を志向する国内外ラグジュアリー層の取り込みを目指し、ラグジュアリー層領域の強化によるブランド価値向上と多様な出店ニーズを満たす新ブランドを立ち上げ、収益機会を拡大していく狙い。今後は、国内外の主要リゾート地での事業展開を目指す。
「ヴィラプリンス軽井沢」は、新築に加え、完成から50年以上経過するコテージ等の抜本的リニューアルで、多人数宿泊への対応やラグジュアリー層向けのサービス機能を向上。平均床面積も55平方メートルから88平方メートルへ拡大する。エリア全体を「東の杜(旧:イーストエリアヴィラ)」「中の径(同:ザ・プリンスヴィラ軽井沢)」「西の峯(同:ウエストエリアヴィラ)」「天の庭(同)」と4つのゾーンに分け、それぞれ主要なターゲットを定め、設備を作り分ける。
リニューアルは、建築家の坂 茂氏が設計を担当。既存樹を残し地形を生かしたランドスケープデザインとする。27年7月に先行開業する「東の杜」は、愛犬家、スキーヤー、海外ラグジュアリー層がメインターゲット。97棟から41棟まで減らし、10棟は既存建物を増改築して、環境負荷を軽減する。すべてのヴィラに温泉・暖炉を備えるほか、22棟はプライベートドッグランや足洗い場をそなえたペット対応とする。
スキーゲレンデに近い10棟は、スキー場から直接出入りできるようにし、一部にはサウナやブロアバスも設置する。また、ヴィラのフロント機能、レストラン、ペット同伴ラウンジ、サウナ、フィットネス、屋内ドッグラン、ドッグケアハウス等を備える「杜のテラス」を新設する。11月9日より宿泊予約を受け付ける。2泊以上の連泊が前提で、宿泊料金は4人用が一泊16万5,000円〜、6人用・8人用が22万7,000円〜。
また、28年春以降順次開業させる「西の峯」「天の庭」エリアは、最も標高が高く浅間山ビューが楽しめるエリアに、広さ260平方メートルのヴィラを新築。バトラーサービスも行なうなど、国内外ラグジュアリー層をより意識した施設とする。
19日会見した(株)西武ホールディングス取締役会長の後藤高志氏は「軽井沢は西武グループにとって特別な地であり、未来を見据えた挑戦を続ける舞台でもある。お客さまの価値観は大きく変化しており、その土地ならではの自然や文化との出会い、自分らしく過ごせる時間やかけがえのない人と共有する体験などが重要視されている。外国人旅行者の増加やラグジュアリー層の市場拡大などで、より高付加価値かつプライベート性の高い滞在への期待も高まっている。
今回のリニューアルは施設と外観にとどまるものではなく、軽井沢の持つ豊かな自然や魅力を未来へとつなぎ、お客さまの多様なニーズに応えつつ、エリア全体の市場価値を高めるもの。グループにおけるホテルレジャー業の成長を加速させる重要な一歩でもある」と抱負を語った。


