三菱地所(株)は5日、デロイト トーマツ グループとともに、量子技術の社会実装を促進する量子共創拠点「Tokyo Quantum Gateway(仮称)」(TQG)を、2027年1月に開設すると発表した。
量子技術は、材料開発や創薬、物流、エネルギー、金融など幅広い分野での活用が見込まれており、世界各国で研究開発および産業化に向けた取り組みが加速している。日本でも社会実装や産業競争力強化に向けた取り組みが進められている一方で、大学・研究機関の研究者と、量子技術を自社の競争力向上や課題解決に生かしたい企業、これらを支える投資家や官公庁の担当者が率直に議論を交わす機会が限られている。そこで三菱地所がまちづくりやイノベーション拠点の運営などを通じて培ってきたコミュニティ形成のノウハウと、デロイト トーマツ グループが有する量子技術分野の知見や産官学ネットワークを掛け合わせることで、研究成果を社会実装へとつなげる。
施設は、三菱地所の新東京ビル(東京都千代田区)8階にある「Deloitte Tohmatsu Innovation Park」内に開設する。コワーキングスペースを設けるなど、物理的な「場」を提供。両社共同で月1回程度の定例勉強会や交流会、量子技術を事業に生かしたい企業向けの講座や有識者会議、政策勉強会の開催といった「仕組み」も提供する。
国内外の量子研究者や量子アルゴリズム・量子コンピュータの研究機関、国内外の量子スタートアップや量子ベンダー企業、官公庁等を利用者として想定している。
