業界関連ニュース

付加価値の価格転嫁がカギに/全住協・優良事業表彰

2026.04.16
業界関連










リゾン「二軒新田PJ『和光地中海Village』」。個人施行土地区画整理事業で、地権者の相続税納付と農業継続という課題を解決。地中海のまちなみを模したデザイン




大和地所レジデンス「ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス」。自社で土壌汚染対策を行なうことで大規模な事業用地を確保できた



 (一社)全国住宅産業協会は16日、16回目となる「優良事業表彰」の表彰物件を発表した。


 優良なプロジェクト(事業および企画・開発)を実施した会員企業を表彰し、良質な住宅供給および住環境の整備促進や会員の資質向上を図る取り組み。今回は11社・14プロジェクトが応募。審査会委員の現地調査等を経て、全7部門のうち「戸建分譲住宅部門」から2プロジェクト、「中高層分譲住宅部門」から9プロジェクト、合計11プロジェクトを選定した。初受賞は3社だった。


 事業表彰審査会の座長を務めた山田 照氏(山田建設(株)代表取締役)は、「長年審査に携わってきたが、応募物件のレベルが年々上がっており、すべての応募物件が表彰されてもおかしくなくなっている」と総評を述べた。また、審査会副座長の佐藤千尋氏((株)東栄住宅代表取締役社長)は「インフレマーケット下で、必然的に相場以上の価格で販売せざるを得ない中、土地の仕入れや商品企画による付加価値がうまく価格に転嫁できた物件が表彰されている」と説明した。


 建築労務費の上昇の影響については「今回の調査では、22年〜23年あたりに土地の仕入れを行なったものが多く(建築費も)ぎりぎり着工できるレベルだったが、今年の9月以降は着工できないようなプロジェクトも出てくるだろう」(山田氏)とした。一方で「マンションはすでに年収の10倍レベルの価格になっているが、建売住宅はまだ6倍前後に収まっている。マンションに手が出ない買えない層の選択肢となっており、高級志向の物件も増え、価格も上がっている」(佐藤氏)とした。


 優良事業賞に選ばれた物件は、下記の通り。


■戸建分譲住宅部門
(大規模)
・「二軒新田PJ『和光地中海Village』」((株)リゾン、埼玉県和光市、総戸数27戸)
(中規模)
・「レーベンプラッツ練馬春日町II」((株)タカラレーベン、東京都練馬区、総戸数13戸)


■中高層分譲住宅部門
(大規模)
・「ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス」(大和地所レジデンス(株)、東京都北区、総戸数253戸)
・「ネベル関内」((株)タカラレーベン、横浜市中区、総戸数127戸)
・「パレステージ六町V」(日神不動産(株)、東京都足立区、総戸数102戸)
(小規模)
・「THE SYLA SHIBUYA-TOMIGAYA」((株)シーラ、東京都渋谷区、総戸数7戸)
・「モントーレ室見パークレジデンス」(西武ハウス(株)、福岡市早良区、総戸数29戸)
・「ディアナコート学芸大学翠景」((株)モリモト、東京都世田谷区、総戸数35戸)
・「ミオカステーロセンター南IV」(山田建設(株)、横浜市都筑区、総戸数25戸)
(ワンルーム)
・「アジールコート松濤」((株)アーバネットコーポレーション、東京都渋谷区、総戸数51戸)
・「ZOOM西早稲田」((株)トーシンパートナーズ、東京都新宿区、総戸数39戸)











シーラ「THE SYLA SHIBUYA-TOMIGAYA」。希少性の高い立地を考慮し、当初の1フロア3戸を、エレベータ直結の1フロア1戸として差別化




山田建設「ミオカステーロセンター南IV」。「ZEH-M Oriented」の認定を取得。最寄り駅圏では初の高単価だったが、基本性能や快適性が評価され人気に


出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

一覧へ戻る