
MCデジタル・リアルティ(株)は8日、データセンター「NRT14 データセンター」(千葉県印西市)を開業した。
同社は2017年に、データセンターのオペレーションを手掛けるDigital Realty Trust Inc.(米国)と、三菱商事(株)の対等出資で設立した合弁会社。同施設は、同社の所有地であるNRTキャンパス内では3棟目のデータセンターとなる。
建物は地上6階建て、延床面積は2万2,867平方メートル。収容可能ラック数は約2,800。最先端GPU(Graphics Processing Unit:画像処理装置)に適合するため、サーバー用電源容量として25MWを確保している。また、GPUサーバーの安定稼働に向け、液冷(水や専用の冷却液を用いた冷却)・空冷(空調による冷却)のハイブリッド環境を整備。液冷認証も取得した。さらに低レイテンシ(データ遅延が少ない)かつ高速なネットワーク環境を整備している。
また、同キャンパス内にある「NRT12 データセンター」内に同日、「MCデジタル・リアルティ イノベーション ラボ(DRIL in Japan)を新設した。グローバルのデータセンター事業者であるDigital Realty(米国) が独自開発した施設で、パートナー企業や顧客に対し、本番環境に準じた検証環境を提供するスペース。空冷・直接液冷の両方の環境を整えており、本格導入に先立ち、AIやハイブリッドクラウドのアーキテクチャ(設計等)について、検証や最適化を進め、性能、電力密度、冷却戦略の検証・判断をすることができる。開始時点ですでに約20社のパートナー企業が参画しているという。
MCデジタル・リアルティ代表取締役社長の山下康平氏は、「当社ではこれまで東京・千葉・大阪でデータセンターを展開しており、今回の『NRT14』で9棟目となる。AIの進展により、データセンターに求められているものがとても多くなっている。この施設は、最新GPUサーバーを安心、安定、安全に稼働させることのできるグローバルでも最先端になると自負している」と述べている。
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